こんばんわ、院長の今野です。
先日、映画『レンタル・ファミリー』を観てきました。
過去にもブログにて、映画をテーマに自分の心の内や日常の想いをつづってきましたが、
今回の作品はシングルファーザーとして娘を育ててる私にとって、
あまりにも重なる部分が多く、久々に筆を執ることにしました。
特に印象に残ったのは、認知症の俳優を主人公が故郷へ連れて行くシーンです。
私の母も、晩年はアルツハイマー型認知症でした。
離婚後、誰にも頼れない疲れた中で深夜徘徊するお袋を警察や病院に迎え行ったりの介護や
娘の育児を「完全ワンオペ」でこなし、行政の支援を必死に手繰り寄せながら生きてきたこの9年間。
行政の支援も小学校を卒業する事でその有難かった支援も今月末で終わりを迎えますが、
何とか娘も一通りこなせて自立してくれて、安堵感も少しは出ております。
さて映画の中で、仕事という一線を越えて情を移していく主人公の姿に、
かつて母に対して抱いていた「最期まで寄り添いたい」という切実な願いが重なり、胸が熱くなりました。
そしてもう一つ、深く考えさせられたのが「家族の形」についてです。
来月から、娘はいよいよ中学生になります。
世間では中学受験という選択肢もあり、私たちもその岐路に立っていました。
しかし、私たちはあえてその道を選びませんでした。
もし映画のように、受験のために「理想の家族」を演出したり、
誰かの手を借りて形だけを整えたりする選択肢があったとしても、私は絶対に選ばなかったでしょう。
不器用でも、泥臭くても、周りからみたらメチャクチャな家庭かもしれませんが、
二人で必死に楽しく、何より協力して家を回してきた自負があります。
娘は今では料理さえも何でもこなしてくれる、最高の相棒です。
この「自分たちの手で作り上げてきた実感」こそが、何物にも代えがたい本物の絆だと確信しているからです。
これからは、娘をただ守るだけでなく、既に「家事を分担し、助け合うチーム」として歩んでおりますが、
もちろん、中学では部活動や新しい友達との生活を、心ゆくまで満喫させてあげたい。
勉強だけ出来ても、友達のいない学校生活なら、その逆が断然いいと思ってます。
卒業式の時に娘の親友のお母様からお礼を言われました。
「ウチの娘が登校拒否の時もいつも変わらず接してくれて、心から感謝しております。」と・・・。
帰宅してから、全く知らなかったので軽くサラッと聞いたら、
「オラにはそんな事関係ないし、どうでもいい事だから。」・・・。
日に日に頼りになる男前の可愛い性格をしております笑。
映画は「レンタル」という偽りの関係を描いていましたが、
私はこの「借り物ではない、不格好で本物な家族」を誇りに思います。
こうして映画を通して自分と向き合う時間を、また少しずつこのブログで発信していこうと思います。
映画って本当にいいもんですね笑