おはようございます、院長の今野です。
先日、母の葬儀を無事に終えることができました。
2月22日に訃報を聞いてから、
お葬式までの平日の昼休みの予定をすべてキャンセルして、安置所へ行っておりました。
午後の診察ギリギリまで母のそばにいたあの時間は、何十年かぶりに訪れた「親に甘えられる時間」でした。
大好きなコーラを供えて一人でずっと話しかけていると、経営者でも親でもない、
一人の息子に戻って「誰かに頼っていい安堵感」に包まれました。
また学校を休める日に一緒に過ごした娘は、私の涙もろさを見透かしていたようです。
待ち合わせの瞬間に黙ってタオルを差し出してくれる姿に、成長を感じずにはいられませんでした。
今回の葬儀は、止まっていた家族の時間を動かしてくれました。
4年間縁が切れていた兄との再会。そして、1ヶ月前から入院して葬儀に出られず、一人で悔やんでいた親父。
近いうちに娘を連れて、お見舞いに行こうと思っています。
葬儀のあと、3年ぶりに実家へ足を運びました。
まずは先に逝っている祖父に「お袋のことを頼みます」と伝え、
家の中のアルバムを娘と懐かしみながら思い出に耽りました。
家の中はまだそのままで、今にもお袋が「おかえり、何か食べる?」と出てきてくれそうな気がします。
実家からの帰り道、ふと「ばあちゃんがいなくて寂しいな……」と独り言のように呟いてしまった時です。
隣を歩く娘が、「オラがいるから大丈夫だよ」と力強く言ってくれました。
その一言に、お袋が私と一緒に育て上げてくれたこの子の成長と、何物にも代えがたい有り難さを感じ、
また涙が止まりませんでした。
お袋には最期に二人きりの時間を、
そして家族を繋ぎ直すきっかけがまた私のエネルギーのなった事は言うまでもありません。